for文による繰り返し処理

for文による繰り返し

書式 forの構文1

for (初期値; 繰り返しの条件; 変化){

     繰り返し実行する処理

}

 

書式 forの構文2

for(初期値; 繰り返しの条件; 変化){

    繰り返し実行する処理

endfor;

 

for文は、カウンタ変数を用いて繰り返し処理を行います。「初期値」はこのカウンタ変数の定義と初期値を設定します。

そして「繰り返しの条件」がTRUEの場合は「繰り返し実行する処理」を行い、

最後に「変化」でカウンタ変数の値を変更します。この処理が「繰り返しの条件」がFALSEになるまで続ける。

<?PHP
for($n = 2 ;$n <= 10 ;$n = $n+2){
print"$n<BR>";
}
?>

結果

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カウンタ変数を$n,初期値を「2」として処理を繰り返します。「$n = $n + 2」で$nが

2➡4➡6➡8➡10と、2ずつ加算されます。最後に$nが12になると「繰り返しの条件」の

「$n <=10」に外れるので終了します。

複合演算子について

先ほど「変化」の式で「$n = $n + 2」の書き方でしたが、通常は複合演算子「+=」を使って、次のように書きます。

$n += 2;

複合演算子とは、代入演算子とその他の演算子を組み合わせたもので、次のようなものがあります。

複合演算子 解説 同じ処理
$a+=n $aの値にnを足して$aに代入する。 $a = $a + n
$a-=n $aの値にnを引いて$aに代入する。 $a = $a - n
$a*=n $aの値にnを掛けて$aに代入する。 $a =$a * n
$a/=n $aの値にnで割って$aに代入する。 $a =$a / n
$a%=n $aの値にnで割って,その余りを$aに代入する。 $a =$a % n
$s.="abc" $sの文字列に"abc"を連結して$sに代入する。 $s =$s."abc"

 

また、この他にも加算子(インクリメント)++や減算子(デクリメント)-というものもあり、「1」を足したり引いたりする処理を簡潔に記述することができます。

演算子 解説
$a++ $aに1を足す
$a-- $aに1を引く

 

<?PHP
for($n = 2 ;$n <= 10 ; $n++){
print"$n<br>";
}
?>

結果

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