Git利用時の流れとデータ領域の動き
Gitリポジトリの初期化
まず、初期状態のディレクトリには何も入ってない作業ディレクトリのみの状態で、何もファイルがない状態です。
Gitを利用するためには、Gitリポジトリとして初期化する必要があります。
Gitではgit initコマンドで初期化を行います。初期化を行うとGitディレクトリが作成されステージング・エリアとGitディレクトリのデータ領域が確保されます。
●Gitリポジトリに変更を反映
まず、作業ディレクトリに新しいファイルを作成
次にgit addコマンドを利用してステージング・エリアにファイルを登録
次回のコミット対象として登録
次にgit commitコマンドを利用して、ステージング・エリアに登録された内容を「コミット」します。
コミットを行うと、ステージング・エリアで登録した内容がGitディレクトリ上に変更履歴として反映されます。その際にコミットIDが発行され、コミットIDから変更履歴を特定できるようになります。
今度は、ファイルの修正や削除を行った場合も同様な流れで行います。
file1の内容を変更し、file3を削除します。
ファイルの修正は追加時と同様にgit addコマンドを、削除の場合はgit rmコマンドを利用します。
次に変更内容をステージング・エリアに登録
最後にgit commitコマンドを利用してステージング・エリアに登録された内容をコミットします。
今度のコミットIDは、前のコミットIDを親として参照しています。