Gitの仕組み

Gitは、ファイルの変更履歴を管理・追跡するためのバージョン管理システムです。

バージョン管理システムは、その他にCVSやSubversion（集中型バージョン管理システム）があります。

・集中型バージョン管理システム

ファイルの変更履歴はすべて単一のリモートリポジトリで管理。

ローカルでのファイル変更は可能だが、下記はリモートリポジトリへの接続が必須。

・commitでリモートリポジトリに変更履歴を反映

・updateでリモートリポジトリの変更履歴を取得

・過去の変更履歴を表示

・分散型バージョン管理システム（Git)

対して分散型のGitは、リポジトリを利用しているユーザごとにリモートリポジトリのような完全な複製がローカル環境に作ることが可能。

・commitでローカルリポジトリに変更履歴を反映

・checkoutでローカルリポジトリの変更履歴を取得

・fetch(pull)でローカルリポジトリにリモートリポジトリの変更履歴を取得

Gitは3つのデータ領域を利用して変更履歴を管理できる。

・作業ディレクトリ

ユーザが実際に作業しているディレクトリ

・ステージング・エリア

作業ディレクトリ上で行った変更のうち、変更履歴として次のコミットしたい対象を管理する領域。

・Gitディレクトリ

Gitのリポジトリのすべての変更履歴を保持している領域。