タグを使う

タグとは

 タグとは、コミットを参照しやすくるために、わかりやすい名前を付けるもの。

Gitでは、軽量タグと、注釈付きタグの2種類。

また、一度付けたタグはブランチのように移動しなく固定。

・軽量タグ

 名前を付けられる

・注釈付きタグ

 名前を付けられる

 コメントを付けられる

 署名を付けられる

一般的には、リリースタグには注釈付きタグを使ってコメントや署名を追加。

軽量タグはローカルで一時的に使用する使い捨て的な。

f:id:mkyosuke:20191224111956p:plain

タグ名を指定してcheckoutしたり、「コミットの書き換え」で説明するresetをすることで、簡単に過去の特定の状態に戻すことが可能。

 

タグを使う

 事前準備

まずは、新しくディレクトリを作成。そこに空のリポジトリを作成。

$ mkdir tutorial
$ cd tutorial
$ git init

f:id:mkyosuke:20191224103228p:plain

tutorialディレクトリに次の内容のmyfile.txtという名前でファイルを作成し、コミット。

f:id:mkyosuke:20191224103510p:plain

f:id:mkyosuke:20191224103631p:plain

現在

f:id:mkyosuke:20191224103853p:plain

 

軽量タグを追加

 タグの追加には、tagコマンドを使用。<tagname>にはタグの名前。

$ git tag <tagname>

現在のHEADが指しているコミットにnowというタグをつけるには、次のコマンドを実行。

$ git tag now

パラメータなしでtagコマンドを実行すると、タグの一覧表示。

$ git tag

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また、logコマンドに--decorateオプションを付けて実行。

タグ情報を含めて履歴を表示

$ git log --decorate

f:id:mkyosuke:20191224104543p:plain

現在

f:id:mkyosuke:20191224104945p:plain

 

注釈付きタグを追加する

注釈付きタグを追加するには、tagコマンドに-aオプションを指定して実行。

実行後、エディタが起動。タグに設定するコメントを入力。

-mオプションを指定してコメントを与えることが可能。

$ git tag -am "AAAAAAGit" next

f:id:mkyosuke:20191224110252p:plain

-nオプションを指定してtagコマンドを実行すると、タグの一覧とコメントを表示。

$ git tag -n

f:id:mkyosuke:20191224110514p:plain

現在

f:id:mkyosuke:20191224110722p:plain

 

タグを削除する

 タグを削除するには、tagコマンドに-dオプションを指定して実行。

$ git tag -d <tagname>

f:id:mkyosuke:20191224111216p:plain

 現在